青森県黒石市 「ひと手間を惜しまない」自動車整備工場

整備工場の日常や自動車整備のあれこれを綴っています…

ティーダ エアコンの風が出ない その2

みなさん、素敵な夏休みをお過ごしでしょうか?

弊社は明日までお休みなのですが、やっとさっき溜まってた伝票整理が終わりました(笑)

私事ですが新盆やなんだでバタバタしてたので、明日は一日のんびり過ごすつもりです!

みなさんも休み明けに疲れを残さないよう夏休みをお過ごしください。


さて、エアコンの風が出ないティーダの続編です!


CIMG5930_1.jpg


ちょっと見にくいですが、コネクターの赤丸部のプラスチックが溶けかけています。

受けのパワートランジスター部はこんな感じです


CIMG5923_1.jpg


写真だと見にくいですが、こちらも端子が焼けています。 この配線はブロアモーター下流の6番端子になります。

と言うことは、モーターに過大電流が流れてる可能性があります。

パワートランジスターを交換して直ったとしても再発する可能性が高いです。

ここで日頃お世話になっている保険会社のサポートディスクに連絡をして情報を集めます。

やはりモーターの不具合からパワートランジスターが壊れるケースが多く、再修理となったケースも多いみたいです。

実際に電流値を測定してみても、アンペア数が大きいです。 お客様に診断結果を説明し、どこまで作業するかを相談します。

今回はまだまだ車を入れ替える予定はないとのことで、コネクターとモーターも交換することになりました。


CIMG5947.jpg


右側が新品なのですが、若干形状も変わっているみたいですね。


車の整備は画一的なものではなく、お客様の用途やニーズに応じる必要があると思います。

そのために我々は日々勉強しなきゃならないですし、アンテナを高くしネットワークを築くことも不可欠だと思います。

車を整備してお客様に満足していただくまでが我々整備士の仕事ですから!



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  1. 2017/08/14(月) 19:49:05|
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ティーダ エアコンの風が出ない

青森の夏の風物詩である「 ねぶた 」、「 ねぷた 」も終わりに近づき、津軽の短い夏もそろそろ終わりそうです。

今年は暑かったので、残暑も厳しいのでしょうか?

昨日は久しぶりに事務所のソファーで寝落ちしてしまいました(笑)

年を取ると無理はきかないし、疲れが抜けません(涙)


ニッサン・ティーダ (NC11) エアコンの風が出ないとのことで入庫です。

常々言っていますが、最近の日産は国産車じゃなくて輸入車です(笑)

まずは回路図にてシステムを確認します。


NC11 AC20170806


モーター下流のパワートランジスターで電流値をコントロールして風速を変化せる一般的なオートエアコンですね。

モーター部だけを抜粋すると


NC11 AC2


とりあえずモーターの代わりにバルブを付けモーターの良否判定をしようとしたら・・・


CIMG5951.jpg


写真の上部の赤と黄の線の辺りがモーターです! ほぼアクセス無理(涙) 

気を取り直して検査しやすいパワートランジスター部で点検します。 あっ、基本のヒューズ切れや電源電圧は確認済みです。

パワートランジスターの6番端子は電源電圧で、モーターの電源電圧に問題なしです。

2番端子の電源、1番端子のアースともにOKです。

8番端子のゲート電圧も1速から4速までそれぞれ10.1V、8.7V、6.0V、2.8Vと問題なしです。

ということは、コネクターまたはパワートランジスター内のFETの不良です。

パワートランジスターのコネクターを外すと若干溶けかけています。 なんか嫌な予感・・・

コネクターを外して6番端子を直接アースに落とすとモーターが回ります。 パワートランジスターの不良が決定です!

・・・続く



  1. 2017/08/06(日) 23:14:00|
  2. 自動車整備
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MINIクラブマン オーバーヒート

いゃー暑いですね!

北海道では92年ぶりに7月の真夏日が連続したらしいとか、日本各地で38℃超えが記録されたとか・・・

年代のせいなのかツナギの半袖に抵抗のある私ですが、こう暑いと考えちゃいますね!


BMW・MINIクラブマン (R55) オーバーヒートするとのことで入庫です。

この車も最近の流行か、水温計が無く警告灯でオーバーヒートをお知らせするタイプです。

まずは基本診断を行います。

基本的にオーバーヒートは冷却水温度が高温になり過ぎるために起こるのですが、その原因としては

①冷却水不足 (冷却水漏れなど)
②冷却風量不足 (ラジエターファンモーターやファン回路不良など)
③冷却水循環不良 (ウォーターポンプやサーモスタット不良など)
④その他 (加圧不足・ラジエター容量不足など)

があり、基本診断で何が原因なのかを診る必要があります。

今回は、お客様からの問診で「 冷却水が減っていること、車両下部に特に漏れた跡が無いこと 」がわかりました。

また、「 冷却水を規定値まで補充するとオーバーヒートしないこと 」もわかりました。

どこかで微妙な漏れがあるみたいですね。

オーバーヒートした車の診断で大事なことがまだあります。 それはダメージがどこまであるかを調べることです。

オーバーヒートするとヘッドガスケットが抜けてしまったり、最悪の場合ヘッドが歪んだり、亀裂が入ったりします。

オーバーヒートの原因が解決しても、その後にさらに高額な修理になる可能性があるので初見は大事です!

ということで、冷却水を補充してシリンダーヘッドのリークテストを行います。


CIMG5586.jpg


この青い薬剤が優れもので、二酸化炭素 (排気ガス成分) に反応して黄色に変色します。

ガスケットが抜けると冷却水経路に排気ガスが混ざるので色が変わるというわけです。

高速道路上でのオーバーヒートだと聞いていたのでガスケットの抜けも疑いましたが、今回は大丈夫な様子です。

思ったよりダメージが少なかったのでホッとしました(笑)

次にオーバーヒートの原因となった漏れ箇所を探していきます。


CIMG5600.jpg


どうやらこのサーモハジングから漏れているみたいです。

微妙な漏れなので外してみてもよくわかりません。 おそらく小さいクラックなんでしょうね。


CIMG5614.jpg


サーモハウジングを交換し、走行テストを行い、オーバーヒートしないことを確認して作業完了・・・ではありません!

オーバーヒートしたらATFの交換が必要です!

ATFは120℃を超えるとATF中の添加剤成分が破壊され、性能が低下してしまいます。

ATFを交換し、再度走行テストを行い今度こそ作業完了です。

それにしても欧州車の樹脂製のサーモハウジングは弱いですね!

そのくせサーモスタット、水温センサなどが一体なので部品代も高いですし(笑)


ここでチョッと宣伝を!

ルブテック・ジャパンの「 クーリッシュ・エナジー 」お勧めです。


CIMG5746.jpg


通常のク-ラントはエチレングリコールが主成分ですが、クーリッシュ・エナジーは複合ポリグリコールが主成分です。

一般的に競技用クーラントはエンジンを冷やすことだけを目的に、設計製造されています。

クーリッシュ・エナジーは競技用クーラントの冷却性能を一切落さずに消泡・防錆性能をプラスし、ロングライフを可能にしました。

冷却性能はワンランク上の大型ラジエターへの交換と同等以上です。

今年みたいな暑い時や、熱い走りをする人には自信を持ってお勧めします!



  1. 2017/07/14(金) 23:12:01|
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排気ガス測定用アタッチメント

6月も半ばです ・・・と言うことは、今年もすでに半分が過ぎようとしている訳で!

月日の移り変わりはメチャメチャ早いです。

今月初め身内に不幸がありまして、ある方が仰っていた「 骨も肉も親父が自動車屋で稼いだお金でできている・・・ 」

との言葉に胸が熱くなる今日この頃です。


先週末に1泊2日で 「メカトロクラブみちのく」 の定例会に行ってきました。

連荘での勉強会はきつかったですが、非常に面白くためになったと思います。

今回のテーマは 「排気ガス値からの故障診断」 でした。

3年くらい前にボッシュの 「システムテクニシャン」 の講習に行った時にも、排気ガス値からの故障診断には興味がありました。

その時に、通常はガステスターで触媒浄化後の数値を診るけど、触媒浄化前のガス値を診るといいと言われて作ったものが・・・


CIMG5525.jpg


古いO2センサを改良したアタッチメントです!

なんてことはない、O2センサの上下を落しただけなんですけど(笑)


CIMG5526.jpg


V型や水平対向なんかは片バンク毎に診れるし、触媒浄化前の燃焼状態が診れるので結構便利です!

某B社は製品としてあるらしいのですが、お値段が・・・ これだと廃品利用なんでとってもリーズナブルです。

興味のある方は是非お試しください!

あっ、使用頻度はそんなに高くないと思います(笑)



  1. 2017/06/16(金) 23:36:24|
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ネイキッド 左リヤパワーウインドウ上がらない

暑いです! ここ青森でも連日の夏日です!

5月にこの暑さ、やはり温暖化なのか!?

今年のブログ更新の目標として、「 スポンサーサイトを表示させない 」だったのですが・・・ とうとう出ちゃいました(笑)

気を取り直して、これからまた頑張ります!


ダイハツ・ネイキッド (L760S) 左リヤのウインドウが下がったまま上がらないとのことで入庫です。

この車に限らず、このあたりの年式のダイハツ車は運転席にあるメインスイッチが壊れるものが多いです。

電話で話をしていた時に、まず疑ったのがメインスイッチの不良でした(笑)

とりあえず入庫していただき、診断にかかります。

よく壊れるメインスイッチを動かしてみると、物理的な破損は無さそうです。

症状を確認してみると、メインスイッチ、左リヤドアスイッチの両方でUP/DOWNともに「 うん 」とも「 すん 」ともしません。

では、分解してみましょう・・・ と、やみくもにバラすのもなんなので、回路図を見てみます。


L760.jpg


次に正常時はどんな電気の流れになるのかを考えてみます。


L760_1.jpg


メインスイッチ操作時 (UP) の+側は赤色、左リヤスイッチ操作時の+側は橙色で、-側 (アース) は青色になります。

DOWNだと赤色と青色が逆になります。

正常時の電気の流れがわかったので、この回路図と確認した以下の症状から不具合箇所を絞っていきます。

・左リヤウインドウはUP、DOWNともに作動しない
・左リヤウインドウはメインスイッチ、左リヤドアスイッチともに作動しない
・その他のウインドウはメインスイッチ、各ドアスイッチともに正常に作動する


L760_3.jpg


正常部分は青色、不具合の可能性のある部分が赤色 (メインスイッチ・左リヤドアスイッチ・左リヤモーター・各配線) となります。

なんかこうして理屈っぽく書くと時間が掛かってそうですが、正味10分くらいです(笑)

ここで左リヤドアのインナーパネルをバラして電圧測定をしていきます。


CIMG5345.jpg


測定してみると、メインスイッチ⑤端子と左リヤドアスイッチ⑤端子間の断線みたいです。

検証をとるためにメインスイッチ⑤端子と左リヤドアスイッチ⑤端子を直結してみます。


CIMG5346.jpg


動かなかった左リヤドアウインドウが正常にUP/DOWNしました! あとは配線を引き直して作業完了です。


やみくもに分解して部品を交換するのも、それはそれで否定はしません。

でも、一見遠回りに見えてもキチンと診断して、自信を持って修理した方が「 プロ 」ってか「 職人 」っぽくないですか!?

そんなに時間も掛からないし、何よりも無駄な (間違った?) 部品交換も要りませんし!(笑)



  1. 2017/05/22(月) 21:16:50|
  2. 自動車整備
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まいどさまです

プロフィール

須藤ヂャイアント商会

Author:須藤ヂャイアント商会
Bosch Car Service
メカトロクラブみちのく
青森県黒石市の自動車整備工場です。


「ひと手間を惜しまない」ことをモットーに営業しています。


国家一級整備士・自動車整備技術コンサルタント在籍。
診断技術に自信ありです!


リンクにある弊社ホームページも是非ご覧ください。


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