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青森県黒石市 「ひと手間を惜しまない」自動車整備工場

整備工場の日常や自動車整備のあれこれを綴っています…

アウディA4 オーバーヒート

いよいよ師走ですね! 暖冬なのか、今年は雪の無い12月を過ごしています。

予約をいただいているお客様の仕事を年を超すことなく仕上げられるようにあと一月頑張ります!


アウディ・A4 (B6) がオーバーヒートしたとのことでレッカーされての入庫です。

とりあえず症状を確認するためにエンジンを始動します・・・ が、ガラガラとイヤな音に速攻でエンジンを止めます(汗)

エンジンの始動をあきらめて、フォルトコードの点検と冷却系統の加圧検査、電動ファンの点検などを行っていきます。

検査結果とガラガラ音からウォーターポンプのトラブルですが、この車のウォーターポンプの点検はなかなか容易ではありません。

ウォーターポンプにアクセスするにはフロントバンパー、ヘッドライト、フロントパネルなどのバラしが必要です。

気合一発バラしにかかります(笑)


CIMG2214.jpg


これでようやくタイミングベルトカバーにアクセスできます。

ここからタイミングベルトカバーを開けていくと、やっとお目当てのウォーターポンプです。


CIMG2219.jpg


ウォーターポンプを外すと、予想通り樹脂製のインペラが破損していました。


CIMG2225.jpg


新品と比べてみると一目瞭然ですね!


CIMG2274.jpg


タイミングベルトも同時交換した方が良いので点検すると・・・ 


CIMG2228.jpg


CIMG112300


写真のようにヒビがはいっていて切れる寸前でした! ってか、コマが飛んでます ((((;゚Д゚)))))))

もしタイミングベルトが切れたらエンジンが逝ってしまいます!

寧ろオーバーヒートしたのは不幸中の幸いだったのではないでしょうか?

ウオーターポンプ、タイミングベルトやテンションプーリーなどを交換して組み上げていきます。


CIMG2284.jpg


あとは外したフロントパネル、ヘッドライト、フロントバンパーを元通りに組み上げて完成です。

整備後のエンジン始動時にかぶらせてしまいちょっと青くなりましたが! いや、かなり青くなりました(笑)


もしもタイミングベルトが切れてしまったら? と考えると本当に良かったです。

一説にはAMBエンジンのタイミングベルトは18万kmでの交換になっているようですが、これを見ちゃうと怖いですね!

やっぱり車はキチンとした定期的なメンテナンスが不可欠です。

輸入車のメンテナンスでお困りのお客様は是非お問い合わせください!



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  1. 2018/12/04(火) 22:15:07|
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BMW・M3(E92) エンジン警告灯点灯

あっという間に11月も月半ば、今年も残すところ一月半です!

今年は冬の訪れが例年よりも遅い気がします。 青森にもまだ気の降る気配がありません。

平成最後の冬はどんな冬になるのでしょうか?


BMW・M3 (E92) がエンジンチェックランプが点灯したとのことで入庫です。

お客様に問診をさせていただくと、特にエンジン不調などは感じないがチェックランプが点くのが気になるとのことでした。

車をお預かりして早速診断に取り掛かります。

MaxiSySにてフォルトコードを確認すると 「2761」 インテーク側VANOS最大ストップ位置バンク2が記憶されていました。

データモニターでカムシャフトの位置を見てみると、確かにバンク2がずれています。


IMG_20181010_0002_011.jpg


これらのことから推測されるのは
・カムシャフトの位置を見ているセンサ (カムセンサ) に不具合がある
・カムシャフトの位置がずれている
のどちらかです。

まずはカムセンサの点検を行います。


DSC_0013_16.jpg


CH1 (青) がインテーク、CH2 (赤) がエキゾーストですが、キレイに波形が出ていて問題なさそうです。

次にインテークのVANOSソレノイドをバンク1とバンク2で入れ替えてみますが、こちらも問題なさそうです。

これでカムシャフト自体がずれるていることがわかりました。

エアコレクターを外し、カムカバーを外してカムシャフトを点検します。

カムシャフトを点検したところ、VANOS制御ユニットにガタがありました。 制御ユニット (写真赤丸部) の不良です。


111.jpg


バンク1はどうかというと、バンク2ほどではないもののやっぱりガタがあります。

両バンクの制御ユニット交換のお見積もりをお客様にお出しし、OKをいただいたので交換します。


CIMG2113.jpg


交換後はガタもなくなり、データも正常値に戻りました。


IMG_20181030_0003_0111.jpg


作業完了後に走行テストをしてみると、今まで以上の加速感が感じられました。 流石はM3!


今回は制御ユニットのパーツ代がかなり高価だったため、診断にはいつも以上に気を使いました。

また本文中では省いてますが、本当に制御ユニットで直るかどうかの検証もしてあります。

弊社では診断料をいただきますが、その裏付けにはこんな作業が行われています!



  1. 2018/11/13(火) 16:04:26|
  2. 自動車整備
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MINIクラブマン コーディング

台風25号のの被害を受けられた方々に、心よりお見舞い申し上げます。

幸いなことに青森は台風25号の被害もほぼなく、今年もおいしいリンゴをお世話になったみなさまにお届けできそうです!

これから冬までの間は食べ物も美味しく、紅葉も映える良い季節ですね。


以前に作業させていただいた、BMW・MINIクラブマン (R55) のコーディングです!

お客様曰く、狭い駐車場だと隣の車とのスペースが無く、乗り降りが大変だとのこと。

そういえばクラブマンって意外とドアがデカいですよね(笑)

リモートキーを長押ししてウインドウを閉めたいとのことで、コーディングのご依頼をいただきました。





コーディング後はこんな感じです。 これだとウインドウを開けて降りれるので、駐車スペースが狭くても大丈夫ですね!

お客様にも大変喜んでいただきました。 お客様に喜んでいただけると整備士冥利につきますね。


最近はネットなどでもコーディングキットが売られていますが、ほぼ全て自己責任です。

コンピュータにアクセスするのでリスクはありますし、当然と言えば当然ですよね。

青森県はコーディングを商品にしているところはかなり少ないと思います。

コーディングしたいけど、自己責任でリスクを負ってまではちょっと・・・ という方は是非当社にお問い合わせしてみてください。




  1. 2018/10/07(日) 20:46:21|
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BMW116i エンジン不始動 その2

朝晩の寒暖の差が激しい日が続いておりますが、みなさま体調崩してなどおりませんか?

私事ではありますが、2,3日前から右目の腫れと充血に苦しんでおります。

9月もあと少し! 気持ちよく10月を迎えたいものです。


さて、エンジン不始動のF20の続編です!

水温センサの不良によりエンジンがかからないことが判明しましたが、冷却水漏れの跡がみつかりました。

なので、加圧して冷却水漏れの検査を行っていきます。


CIMG1689.jpg


やはりエンジン後端部からの漏れがミッションに伝わってくるようで、加圧すると激しく漏れてきます。


CIMG1690.jpg


お客様に現状の報告を兼ね再度お話を聞いてみると、少し前から冷却水を足しながら使用されていたことがわかりました。

漏れた個所を探っていくと、水温センサが付く「 流出防止ストッパー 」からの漏れでした。


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部品構成でいくと緑丸の「 1 」がアッセンブルになります。 よく漏れるのに、「 流出防止ストッパー 」とはこれいかに?(笑)

取り外したパーツを見てみると、水温センサのコネクタ部からの漏れくさいですね。


CIMG1712.jpg


パーツを新品に交換して、再度加圧による冷却水の漏れ検査を行い、問題がないことを確認します。

確認後にエンジン始動を試みると、一発始動です! 


34.jpg


ちょっと気になっていたエンジンオイル温度とクーラント出口温度も問題のない値になりました。


弊社では「 診断料 」、「 検査料 」は頂戴いたしますが、その結果を元にお客様に整備提案をさせていただきます。

また、「 診断 」、「 検査 」の結果はお客様へレポートとして提出いたします。

車の事で何かお困りのことがありましたら、是非お問い合わせください!



  1. 2018/09/28(金) 21:41:44|
  2. 自動車整備
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BMW116i エンジン不始動

すっかり秋の天気ですね! 朝晩は涼しいというよりも寒くなってきました。

早生リンゴの収穫や稲刈りも始まりました。 食べ物がおいしい時期です!

これ以上太らないように気をつけなくっちゃ(笑)


BMW・116i (F20) がエンジン不始動でレッカーされての入庫です。

困ったことに最近のBMWの電子シフトは、エンジンがかからないとギヤが「 ニュートラル 」になりません。

もちろん、バッテリー上がりでもシフトが抜けないという整備士泣かせの車です。 ですから積載車での搬送には向きません(笑)

手動での解除方法もあるのですが、それはまた次の機会にでも!

まずは症状の確認です。

バッテリーはOKでスターターも勢い良く回りますが、初爆すらありません。

フォルトコードを確認すると水温系統のエラーが入っています。


11_1


また、マフラーに大量の煤が付着しているし、プラグも黒くくすぶっていて、燃焼室内には残留ガソリンが見えます。

基本診断を行っていってもどうやら燃料が濃くてのかぶりが原因みたいです。

次に燃料が濃くなる原因を調べていきます。

エンジンのデータを診ると、原因がみつかりました! 温度計での実測値が28℃に対しデータ値はなんと-48℃です。


2


これだと冷間時増量で燃料過多でかぶってしまいます。

試しに水温センサのコネクタを抜いてみると、水温のデータ値は13.5℃になりました。


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これでエンジンが始動しそうです! 

ただ、最近の直噴エンジンは、一度かぶってしまうとなかなか復帰しないと個人的に思っています。

なので、プラグを乾かしキレイに清掃し、燃焼室内の残留ガソリンも念入りに飛ばします。

クランキングしてエンジンを始動すると・・・ 見事に始動できました。 

これでエンジン不始動の原因が水温センサの特性ズレによるものだと確定しました。

ただ、問題なのが水温センサの取り付け場所です。


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シリンダーヘッドの後にある赤丸の 「5」 がそうなのですが、上からも下からも見えません・・・

そして、スターターやミッションの上の方から伝わってきたと思われるクーラントの跡が!


CIMG1687.jpg


・・・続く!



  1. 2018/09/25(火) 22:21:43|
  2. 自動車整備
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まいどさまです

プロフィール

須藤ヂャイアント商会

Author:須藤ヂャイアント商会
Bosch Car Service
メカトロクラブみちのく
青森県黒石市の自動車整備工場です。


「ひと手間を惜しまない」ことをモットーに営業しています。


国家一級整備士・自動車整備技術コンサルタント在籍。
診断技術に自信ありです!


リンクにある弊社ホームページも是非ご覧ください。


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