青森県黒石市 「ひと手間を惜しまない」自動車整備工場

整備工場の日常や自動車整備のあれこれを綴っています…

レガシィ 5速ATの変速ショック 番外編

今日は先週の雪がまるで嘘のような穏やかな天気でした。 こんな感じで穏やかな天気が続けば良いのですが・・・


最近当社に問い合わせや整備依頼が多いのがレガシィの5速ATの変速ショックです!

川淵会長のおかげで流行語大賞にノミネートされたレガシーとはチョット違いますが(笑)


legacy-bpbl-k.jpg


以前にも 「 BLE 」 の変速ショックの整備事例ををこのブログで紹介しました。

  → レガシィ(BLE) 5速ATの変速ショック

スバルの5速ATは同様のトラブルが多いみたいですね。 もちろん全てがおんなじ原因、同じ症状とは限りませんが。

当社では2 → 3 のアップシフト、3 → 2 のダウンシフト時にショックの出るものが多いです。

詳しい内容は前に書いてあるので省略させてもらいます(笑)

「 BLE 」 だけではなく 「BL5 」 の5速ATも問い合わせや整備依頼があります。

あるお客様は某工場で 「 気にしなくても大丈夫です 」 とか 「 こんなもんです 」 とか 「 気になるならAT交換で数十万円です 」 とか言われたみたいです。

気になってどうにかならないかと思ってググってみたら当社のホームページを見つけた、と言って問い合わせをいただきました。

また、今日のお客様は別の整備依頼でいらしたのですが、話の中でやはり変速ショックが気になると。

こんなものだろうとあきらめていたらしいのですが、 「 直ると思いますよ 」 という話をさせていただき、検査・整備を行いました。

整備後は変速ショックも無くなり、非常にスムーズな変速、走行ができるようになり、お客様にも喜んでいただけました。

この様に私が今まで整備させていただいたものはAT交換が必要ないものばかりでした。

もともとこの5速ATは複数個のソレノイドを使っているので、正常な状態なら変速ショックはほぼ出ません!

スバルの5速ATの変速ショックでお困りの方は是非問い合わせしてください。

AT交換の1/10以下の金額で直るかもしれません(笑)

※全てがATの交換が必要無い訳ではありません。 診断・検査の結果、交換しないでも直るものがあります。


最近当社でブームなネタなので 「 特別編 」 をアップさせていただきましたが、ちょっと物足りないのでもう一つマイブームを!


DSC_0021_3.jpg


八戸市類家にある 「 つけ蕎麦 えん藤 」 さんの 「 つけ蕎麦 」 です!

メチャメチャ美味しいので、お近くにおいでの際には是非お試しください!



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  1. 2016/11/19(土) 23:16:56|
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キャンター ブレーキ警告ブザーが鳴る

いやぁ~、毎日寒いですね! 冬です冬! とうとう冬がやって来ちゃいました!

ここ青森も先週初雪が降りました。 雪の予報はでていたけど、初雪だとなめてかかったら普通に積もりました(笑)

これから約4か月、冬将軍との壮絶なバトルが続きます。 負けないように頑張らなくっちゃ!


さて、ミツビシ・キャンター (FE437F) 、ブレーキ警告ブザーが直ぐに鳴るとのことで入庫です。

症状を確認すると、切り替えし時や車庫入れ時にブレーキを2,3回踏むだけでブレーキ警告灯が点灯しブザーが鳴ります。

確かにこのくらいの回数でこんな風になるのはどっかが故障しています。

大概の車のブレーキシステムは、マスターバッグという物が負圧を利用し、制動力のサポートを行っています。

が、ディーゼルエンジンはガソリンエンジンと違い、スロットルバルブが無いので吸入負圧を利用できません。

そこでバキュームポンプ (だいたいはオルタネーターに付属) で負圧を作ってマスターバックに負圧を供給します。

この負圧量が少なくなってしまうと、制動力の倍増が効かずにブレーキの制動力が不足します。

当然危険なのでブレーキ警告灯を点灯させ、かつブレーキ警告ブザーを鳴らして運転者に危険を教えるというわけです。

話が長くなりましたが、こんな症状の時は負圧がちゃんと作られていないか、負圧のリーク (大気の吸い込み) が原因です。

負圧がちゃんと作られていない時はバキュームポンプの不良です。

と言うことで、まずはアイドリング時のバキュームポンプの負圧を測定します。


CIMG3458.jpg


単純にポンプの能力を検査したいので、配管は遮断しています。

このコンパウンドゲージはゲージ圧表示なので、 「 0 Mpa 」 が大気圧で、赤いラインが負圧( バキューム )領域となります。

約95Mpaとほぼ真空なので、バキュームポンプの検査結果は OK です。

次にアイドリング状態でバキューム配管を接続します。


CIMG3453.jpg


負圧が約50Mpに低下しました。 この時点で負圧ライン内のリーク( 大気の吸い込み )が確定です。

エンジンを停止させると、直ぐにコンパウンドゲージの指針は下がっていきます。


CIMG3454.jpg


これでは連続したブレーキング時にバキューム不足でブレーキ警告灯点灯、ブレーキ警告ブザーが鳴るのも納得です!

不具合の理由がわかったら、直ったも同然、あとはリーク箇所を切り分けていくだけです。

バキュームラインを遮断しながら、不具合箇所を探していきます・・・

あっ、犯人見っけ!(笑)


CIMG3455.jpg


マニホールドアクチュエーターから負圧がリーク (大気の吸い込み) していました。 

おそらく中のダイヤフラムが破れているんだと思います。 


CIMG3457.jpg


マニホールドアクチュエーターを交換し、再度負圧測定を行い異常がないことを確認して終了です。

こんな感じの作業ですが、大事なことはきちんと 「 診断 」 「 検査 」 をすることなんです!


あまり大きな声で言っちゃうと業界から抹殺されちゃうかもしれないので、小っちゃい声で・・・(笑)

最近この 「 診断 」 と 「 検査 」 ができずに、 「 とりあえず交換してみましょう 」 と言う 「 整備士 」 ならぬ 「 勝負士 」 が 大量発生中です。

不必要な物や間違った物を交換されたり、直らないって言うことがないように 「 整備士 」 に診てもらうのが良いと思います!

くれぐれも 「 勝負士 」 に診てもらわないように(笑)

えっ!? 「 整備士 」 と 「 勝負士 」 の見分け方ですか?

きちんと理論だてた説明をできるかどうか、お客様の質問に明確に答えられるかどうかだと思います。



  1. 2016/11/17(木) 22:17:41|
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30プリウス ブレーキ不良 その2

寒い、寒いと言っていたら、週間天気予報にも雪だるまが出現してきた今日この頃です。

いよいよ北国は冬将軍の出番ですね! 弱い冬将軍でお願いします・・・(笑)


さて、ブレーキ不良の30プリウスのその2です!

前回までの診断・検査でブレーキブースターASSY不良の可能性が最も高いことがわかりました。

いきなり交換するのは素人っぽいので、プロらしく検証をしていきます(笑)

フォルトコードは「 C1214‐438 油圧系異常 」でした。 コードの確認をしたらコードを消去してみます。

ブレーキ関係の警告灯は消灯し、ペダルに踏み応えが出ました。

その時 (警告灯消灯時) のデータがこれです


ZVW30 GOOD(OFF_ON)_1


赤線部でわかるように、左がブレーキペダルを踏んでいない時、右がブレーキペダルを踏んだ時です。

青線部のホイールシリンダー圧に注目してください。

ブレーキを踏んでいない時 (油圧が掛かっていない時) のシリンダー圧は電圧表示で0.49Vです。

同様にブレーキを踏んだ時 (油圧が掛かった時) は3.19Vです。 ホイールシリンダーの油圧が変化しているのがわかります。

前回は通常時(正常時)の油圧回路を紹介しましたが、警告灯点灯時のブレーキ油圧回路はこうなります。


X109851 _GOOD


そして、警告灯点灯時のデータはこんな感じです。


ZVW30 FAIL(OFF_ON)_1


ブレーペダルを踏んでいなくても、踏んでいてもホールシリンダー油圧に変化が無いのがわかります。

本来であれば、警告灯点灯時もハイドロブースターからの油圧(青いライン)がフロントブレーキに掛かり、制動力を確保します。

しかし、今回は油圧が掛かっていません。 なので、ブレーキを踏んでもフロントタイヤはくるくる回っちゃいます。

ペダルの踏み込み量が多いこと、警告灯点灯時にフロントに油圧がないことからブレーキブースターASSY不良で決定です。

おそらくハイドロブースター内での内部リークかと思われます。

と言うことで、早速見積もってみると・・・   

な、なんとブレーキブースターASSYの部品代が ¥136,000  なんだかんだで直すとなると約20万円コースです Σ(゚д゚|||)

でも、安心してください(笑)


カムリ、プリウスなど6車種 ブレーキアクチュエータの修理


リンクのように、トヨタの無料修理があります! 

この車も走行距離が5年で約24万kmと過走行気味なのですが、走行距離の多い車にはこのトラブルが出ているみたいです。

箇所が箇所だけに、おかしいと思ったら早めの整備工場での点検をお勧めします!



  1. 2016/11/04(金) 23:21:53|
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まいどさまです

プロフィール

須藤ヂャイアント商会

Author:須藤ヂャイアント商会
Bosch Car Service
メカトロクラブみちのく
青森県黒石市の自動車整備工場です。


「ひと手間を惜しまない」ことをモットーに営業しています。


国家一級整備士・自動車整備技術コンサルタント在籍。
診断技術に自信ありです!


リンクにある弊社ホームページも是非ご覧ください。


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