まだまだ寒い日が続いていますが、お客様からこんな嬉しいメールをいただきました。
須藤ヂャイアント商会様
お世話になっております。
先日クラウンのATF交換していただきましたOです。
数日乗ってみて、かなりいい印象ですので報告させていただきました。
前回3㍑交換時はわずかに変化したくらいの体感でしたが、今回は激変です。
アイドリング時の振動が少なくなり、発進・加速がスムーズになりました。
高回転まで引っ張ったときに不快なノイズが少なくなり、レスポンスも良く
車体が軽くなったような感じです。
またエンジンのパワーがきちんと車輪に伝わっているのか、
ショックが柔らかくなったような感じもします。
2回めの3㍑交換ですが、こんなに違うとは思いませんでした。
ルブテックのオイルはかなりいいと思います。
次回の交換でどうなるかさらに楽しみです。
いつも急にお願いしてすみません。
お忙しい中本当にありがとうございました。
青森市新城字山田×××−△△△
O.S.
このお客様とは初めてお会いした去年の12月にいろいろお話を聞かせていただきました。
今までいろいろと車に乗ってきたけど、AT本体の故障で交換が必要だと言われ泣く泣く廃車にしたことが何度もあったこと・・・
ATF交換後にATが壊れたことがあったこと・・・
今回のATF交換も整備履歴が不明なことや走行距離が11万kmを超えていること、過去の経験などから心配された様子でした。
一つ一つに弊社の考えなどを説明させていただき、通常のATF交換では無く裏メニューで対応させていただきました。
今回2度目のATF交換となったのですが、このようなお客様の喜びに弊社スタッフ一同感激です!
まさに自動車整備業冥利に尽きます!
今回弊社のATF交換のアピールになればと思い、お客様へブログへのアップの許可をいただくためにメールを送りました。
その際も以下の様に快諾してくださいました。
当方のシロートな感想でもよければブログにアップしていただけたらと思います。
車が好きでもATの悩みを抱えた人はたくさんいるような気がします。
そういう方たちが御社で診断を受け、オイル交換してもらえれば、
きっと救われると思いますし、自分も僅かですがお手伝いできれば何よりです。
直るものも直してもらえず廃車にされていくなんて、車ももったいないですし
こういったことも車好きな若者が減っている一つの要因のような気もしています
(シロートの推測でスイマセン)。
O様、本当にありがとうございます。
今後も弊社はお客様に満足、感動していただけるように自動車整備に精進していきたいと思います!
ATF交換でお悩みのお客様、是非一度弊社にお問い合わせください!
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- 2017/02/24(金) 19:17:27|
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北国でもやっと少しは春らしくなってきました! 毎朝、毎夜の雪片付けとおさらばできる日もそう遠くはないはずです。
春になったらあちらこちらへ出張しなくっちゃ。 各地への訪問を楽しみに日々頑張ります(笑)
トヨタ・クルーガ- (ACU25W) 走行中に運転席のドアロックがガチャガチャするとのことで入庫しました。
トヨタの一部車種はオートロックシステムが搭載されていて、車速が一定値を超えると自動でドアロックが掛かります。
どうやらこのシステム関連の不具合の様です。
問診をすると、他にキーレスでドアロックの解除ができないのでキーにてドアロック解除をしているとのことでした。
システム全体を確認してみるとこんな感じです。
制御システムはこんな感じ。
とりあえず現車にて症状確認をします。
テスト走行してみると、オートロックは車速が20km/hを閾値にしてドアロックします。
しかし車速が閾値未満になってから再度閾値を超えると、ロックしているのにまたロック動作を繰り返します。
これがドアロックがガチャガチャするという症状だと確認することができました。
次にキーレスでドアロック/アンロックの作動確認を行います。
このキーレスはロック/アンロックのボタンが1個で、ロック状態でボタンを押すとアンロック、アンロック状態だとロックします。
確かにドアがアンロックの状態からキーレスボタンを押すとロックしますが、次に押してもアンロックになりません。
そればかりかハザードランプでのアンサーバックが全くないことが確認できました。
運転席のマスタースイッチでロック/アンロックをすると正常に動きます。
この時点で不具合原因が大体わかりました (^^)v
念のためルームランプの位置を「 DOOR 」にしてみましたが、ルームランプの作動は正常でした。
これで自分の推測がほぼ正解だと確信を持ちました(笑)
不具合原因は「 MPXボデーコンピュ-ター 」がドアロックポジションのロックを認識できていないことです。
では、症状と照らし合わせてみましょう!
走行中にドアロックがガチャガチャする
→ボデーCPUがロックを認識していない (アンロックだと認識している) ので再度閾値を超えるとロックする
キーレスでアンロックできない
→ボデーCPUがロックを認識していない (アンロックだと認識している) のでボタンを押すとロックする
アンサーバックしない
→ボデーCPUがロックを認識していないのでアンサーバックしない
マスタースイッチでロック/アンロックをすると正常に作動する
→マスタースイッチ、ドアロックコントロールモーター、リレー、これらの間の配線は正常
ルームランプの位置を「 DOOR 」にするとルームランプは正常に作動する
→カーテンシースイッチは正常
推測を検証するためにドアロックの制御システムの電圧を測定していきます。
「 MPXボデーコンピュ-ター 」の「 LSWA 」端子を観測すると、ロック/アンロックにかかわらず「 0V 」から変化しません。
各ドアロックポジションスイッチを点検しても点検結果はOK!
これで「 LSWA 」端子から各ドアロックポジションスイッチまでの配線の地絡が決定しました。
結果一覧はこちら↓
地絡箇所をピンポイントで探すのは非常に困難で現実的ではないので、お客様と相談の上で配線を引き直して作業完了です。
作業完了後は「 LSWA 」端子の電圧もこんな感じにロック/アンロックで変化するようになりました。
今回の不具合は手当たり次第に部品交換をしていっても絶対に直りません! だって配線の地絡なんですから(笑)
トラブルシュート(故障診断)は
①症状を正しく確認する
②システム図、配線図、各種資料などを参考にシステムを理解する
③必要な検査・点検を行う
④不具合箇所を推測する
⑤推測した不具合箇所を検証する
⑥整備後の作動確認を行う
が必要不可欠だと思います!
逆を言うと、整備説明時にこの辺をチャンと説明できない整備工場は「 !? 」って感じじゃないですか?(笑)
当社ではこのように理論的にトラブルシュートを行っています。
他社で直らなかったお客様は是非一度当社をご利用ください。 従業員一同お待ちしております!
- 2017/02/22(水) 23:41:56|
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2017年2月10日 第1回 BCS JAPAN Q‐CUP が行われました。
自分も東北・北海道ブロック代表として出場させていただいたわけですが・・・
結果を出すことができて良かったです!
今後もこの結果に恥じることないように精進していきます!
追記
2017.2.15.の日刊自動車新聞にQ‐Cupの記事が掲載されました
- 2017/02/12(日) 09:08:55|
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穏やかな天候が続いたかと思うとまた雪です。
ここ数日の気温の上昇で圧雪が緩んだ上に降られると、ぬかるんで身動きが取れなくなってしまいます。
雪かきから解放されるのはいつなんでしょう? 春が待ち遠しくてたまりません。
今回は30プリウスのハイブリッドバッテリー交換です!
このブログでも30プリウスの記事は多いですが、個人的に走行距離が多くなってくると大きな整備が必要だと思います。
まずはバックドアを開けて、一心不乱にラゲッジスペースを丸裸にしていきます(笑)
リヤシート手前に鎮座しているのがハイブリッドバッテリーです!
ハイブリッドバッテリ-を外したら、ラゲーッジスペースはこんな感じで広々しています(笑)
あとはハイブリッドバッテリーを交換するだけです。
左側が外した古いヤツで右側が新品です。
ASSYで交換となるので、交換作業自体はそんなに難しいことはありません。 必要なのはやる気と体力だけです(笑)
ただし、交換後にちょこっとだけキャリブレーションが必要になります。
前回、サワテックジャパン様よりコメントをいただきました。
常に今のこの作業の方法がベストなのかを考えながら仕事をしていますが、同業者の目って怖いですね!
別に誤魔化しや不正を知っているてことじゃないですよ(笑)
もっと良い方法があるのではないか、他の整備士ならどうやって作業するのだろうと自問自答の日々です。
悩むこと、失敗すること、反省すること多々あります。
でも、同業者の目が怖いと思っているうちはまだまだ頑張れるし、スキルアップできるものと信じています。
常に今日の自分が自分史上最高の整備士だと言えるように、日々精進していきたいものです!
ただ老眼だけにはどうあがいても勝てませんが・・・(笑)
- 2017/02/07(火) 17:18:59|
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立春を迎え暦の上では春ですが、ここ青森は春には程遠いです(笑)
そんな雪の中、一台の車を納めさせていただきました。
R32スカイライン by トミーカイラホームペジを拝見いただいての入庫ですが、まさかこんな車を整備させていただけるとは!
当社の仕事が認められたというか、整備士冥利に尽きるというか・・・
見てください、このフォルム! 美しいですよね!?
エンジンも日本仕様にはない 「RB30」 です!
ただし、トミーカイラの 「RB30」 は 「M30」 で、普通の 「RB30」 とはチョット違います!
ワクワク・ドキドキして、整備士ではなくただの車好きになった瞬間でした(笑)
- 2017/02/04(土) 11:08:35|
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