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青森県黒石市 「ひと手間を惜しまない」自動車整備工場

整備工場の日常や自動車整備のあれこれを綴っています…

アルファード 4WD警告灯点灯

9月もいよいよ半ばとなってまいりました。

最近は過ごしやすくなってきましたが、9月で真夏日になったことなんてここ数年は無かったと思います。

あと2ヶ月もしたら雪の便りが聞こえてきそうです。 今年の冬はどんなになるのでしょうか?


トヨタ・アルファード (GGH25W) 4WD警告灯が点灯するとのことで入庫です。


DSC_0034_5.jpg


国産の汎用診断機だと「 4WDユニット 」と通信できないものが多いのですが、「 AUTEL MaxiSys 」は一味違います!

4WDユニットやパワースライドドアユニット、FASユニットなんかとも通信可能です。

早速フォルトコードを診てみると「 C1298 : リニアソレノイド異常 」が記憶されていました。

検出条件はリニアソレノイド (カップリング) の指示電流が「 0A 」または「 0.8A 」以上で1秒以上継続した時となっています。

早速実測値を診てみます。


Screenshot_2019-08-23-21-33-08-1.jpg


通常時は「 4WD AUTO 」になっていると、発進時 (グラフ赤線部) にカップリングを締結してリヤタイヤも駆動し4WDにします。

また、車速が上がってくるとカップリングの締結を緩めてFFになります。

今回のデータを診ると、どうもカップリングがうまく締結出来ずに4WDになっていないようです。

ユニットでの電流値検知方法がわからないのですが、ソレノイドの抵抗値は∞Ωで断線していました。

これでは4WDにならないですね!

新品部品が¥84,600と高価なことから、お客様と相談の上で今回はリビルト品でカップリングを交換します。

リビルト品のソレノイドの抵抗値は2.3Ωで基準値内でした。 (基準値は20℃で2.2~2.6Ω)


CIMG4047.jpg


ちなみにカップリングを外したらこんな感じになります。


CIMG4045.jpg


交換後に再度テスト走行でデータをとると、4WDとFFともに問題ないデータとなりました。


Screenshot_2019-09-05-13-46-36-1.jpg


これからの青森では4WDが効かないのは死活問題ですね(笑) 冬本番を前に修理できてなによりでした!


交換部品が高価になればなるほど、診断の重要性が増すと思います。

弊社では他社で行った診断に対してセカンドオピニオン的なことも行っております。

気になるお客様は一度問い合わせしてみてください!



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  1. 2019/09/17(火) 20:29:13|
  2. 自動車整備
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BMW E90 球切れチェックキャンセルコーディング

9月になりました! 朝晩は少し涼しくなって、日が落ちるのも早くなってきました。

でも、日中は青森でも25℃を超えています。 昔はねぶた・ねぷたが終わるともう秋だったのですが・・・

今年も残すところあと4か月弱! 頑張って仕事していきます(笑)


BMW・320i (E90) が球切れチェックキャンセルのコーディングで入庫です。


DSC_0023_15.jpg


BMW系はライト類のバルブをアフターパーツのLEDなどに交換すると、イグにションON時にフラッシュ (点滅) します。

これはコールドモニタリングと呼ばれる球切れチェックが行われるためで、インフォメーションにも球切れの表示が出てきます。

LEDは作動電圧が低いため、こんな現象がおきてしまいます。





この状態だと車検は通りません!

また、走行中に突然インフォメーションに球切れの表示が出るのは、ホットモニタリングと呼ばれるチェックによるものです。

走行中も時々球切れチェックをしているので、コールドモニタリング同様に球切れを拾います。 (同時にフラッシュもしている)

対策としては「 キャンセラー付バルブ 」を使用するか、「 コーディング 」で球切れチェックをキャンセルするかです。

このE90は「 コーディング 」をさせていただきました。





イグニッションをONにして、エンジェルリングが点灯しても今度はフラッシュしません! これで車検も大丈夫です。


大都市圏に比べてここ青森ではコーディングに対応可能な整備工場が少ないと思います。

弊社ではまだまだBMWのE系、ミニのR系がメインですが、徐々に対応可能な車種を増やしております。

コーディングに関して気になることがございましたら、是非お問い合わせください!



  1. 2019/09/04(水) 10:29:29|
  2. 自動車整備
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BMWミニ クラブマン エンジン不始動

7月は今年は冷夏じゃないかと思ったものの、実際は猛暑日が続く暑い夏でした(笑)

夏休みが終わり8月後半の仕事が始まりましたが、お蔭さまで忙しい毎日を過ごしております。

まだまだ残暑厳しい折、みなさまもご自愛くださいませ!


BMWミニ・クラブマン (R55) が走行中にエンジンストールしてから再始動できないとのことで入庫です。

ご新規のお客様でしたが、ロードサービスでレッカーしてもらい運ばれて来ました。

症状を確認すると、初爆はあるものの完爆しないって感じでしょうか。

まずは基本診断から始めていきます。

システムチェックでフォルトコードを読み込むと、燃料のハイプレッシャー系のコードが記憶されています。


1 (2)


このN18エンジンは燃料タンクから低圧で燃料を高圧ポンプに送り、高圧ポンプで昇圧してからシリンダー内に直接噴射します。

俗に言う「 直噴 」ってヤツですね。

ハイプレッシャー系のフォルトがあるので、ハイプレッシャーのデータモニタをします。


Screenshot_2019-08-16-13-36-29.jpg


規定値が9Mpaに対して0.12MPaしかありません。

どうも世代的に圧力の「 Pa表示 」ってピンとこないんですよね(笑)

頭の中で100KPaが1kg/c㎡だから、1MPaで10kg/c㎡で ・・・ って、毎回変換しています。

今回は規定値よりはるかにレールプレッシャーが低いことと、その値に注目です。

0.12MPaってことは1.2Kg/c㎡です。 低圧側のポンプでも正規だと5Kg/c㎡hはあるはずです。

ですので、低圧側フューエルポンプを検査していきます。

作動音を確認してもフューエルポンプの作動音が聞こえませんし、フューエルフィルターからのラインに脈動もありません。

駆動電圧を確認すると、クランキング時に正規の電圧が入力されているのにポンプが駆動しません。


3(2).jpg


フューエルポンプの抵抗を測定すると∞Ωで断線していました。

エンジンストールと再始動不可の原因は低圧側のフューエルポンプです。

今回は走行距離やお客様からとフォルトの情報などからポンプとフィルターをセット交換するご提案をしました。

お客様がこちらの提案にOKをくださったので交換します。


Screenshot_2019-08-21-08-49-18.jpg


交換後は規定値に対しての数値がほぼ同じとなり、数値の変移も規定値と同じようになりました。

完成後にフォルトコードを消去し、走行テストで問題がないことを確認後に再度フォルトチェックを行います。

全てに問題がないことが確認できたので作業完了です!


弊社では「 診断 」にこだわりを持っています。

診断・検査料は頂戴いたしますが、勘や経験ではなくデータに裏付けされた不具合箇所の特定ができるかと思います。

何度整備してもトラブルが改善しないと言うお客様は是非一度ご相談ください!



  1. 2019/08/28(水) 14:15:38|
  2. 自動車整備
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DSG修理 お客様からのメール

バタバタと忙しい中、「 弊社のやってきたことが間違ってなかった! 」 そう思えるメールをお客様から頂戴しました。

少し自慢になるのですが(笑)、ご紹介させてください。


先日は急な対応をして頂き_01
※最下部のお名前だけ伏字に変えさせていただきましたが、原文のままです。


こんなに嬉しいことってないですよね! ここまで喜んでいただけたことは弊社の歩んでいく力になります。

お客様には今回本当に良い仕事をさせていただきました! こちらこそ感謝の気持ちでいっぱいです。


日本全国でコンビニさんの倍くらいの整備工場があり、人材不足や高齢化、技術の発展などなど問題は山積みです。

整備工場の数だけ理念はあると思いますし、そのどれもが間違っていないと思います。

そんな中、弊社は自動車の「 整備・修理 」でお客様に喜んでいただけることを目指して日々精進しています。

今回はお客様から頂戴したメールが個人的にタイムリーで、あまりにも嬉しかったのでご紹介させていただきました。



  1. 2019/07/25(木) 13:37:03|
  2. 未分類
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アウディ TT DSGのトラブル

今年は例年に比べ、全般的に気温が低い気がしています。 特に朝晩は7月とは思えないくらい涼しい日が多いです。

冷夏か?との話も聞きますが、農作物の出来も心配ですね。

6月後半から7月と、なんだかバタバタしていて、久しぶりの整備ブログです!(笑)


アウディ・TT (8J3) が信号待ちから突然前にも後にも動かなくなったとのことで入庫です。

実はこのお客様は栃木県からGWの連休を利用して青森 (弘前) に来られたお客様でした。

見知らぬ土地での急なトラブルでお客様はかなりお困りだったと思います。

ましてやアウディだとなかなか対応可能なお店を探すことも大変な中で、弊社にお問い合わせがありました。

話をお聞きしていて、おそらくDSG (ダイレクト・シフt・ギヤボックス) のトラブルだと思う旨の話をしてとりあえずお預かりです。

あっ、厳密に言うとアウディはSトロニックですね(笑)

DSGは結構トラブルも多く、ディーラーさんでミッションASSY交換で100万円以上の見積もりが出ることも多々あります。

連休が明けてからさっそく診断にとりかかります。

まずはシステムチェックを行うと、ギヤボックスユニットに「 18156 : コントロールユニットの不良 」が記憶されていました。


2 (2)


ギヤボックスユニットの不良と言っても、メカトロニクスと呼ばれるこのユニットは部品だけで30万円近い高額部品です。

本当にユニットの不良なのか慎重に検査を行っていきます。


001.jpg


メカトロニクスのコネクタ部までは電源があるのに、ユニット内部では電源がありません。

この時点でメカトロニクスの不良が濃厚なのですが、念には念を入れて確定をするために少し他の検査も行います。

診断・検査が終わって、私が自信を持って出した結果はやはり「 メカトロ二クスの不良 」でした。

ちなみに「 メカトロニクス 」ってこんな部品です。


CIMG3227.jpg


AT車のバルブボディにコントロールユニット (コンピューター) を付けた様なものです。

部品の在庫と値段を調べて、お客様にお見積もりを連絡・・・ と思ったらトラブル発生です。

日本国内にもドイツ本国にも在庫が全くありません!

このままではミッションASSY交換とか、最悪直せないってことになりそうです。(大汗)

ネットワークを駆使してメカトロニクス探しを始めます。 

運良くとあるところから海外に在庫があるとの返答がありましたので、早速お客様に連絡します。

海外からメカトロ二クスを取り寄せ、ガスケットやボルト類、DSGフルードを交換していきます。

アダプションをして、走行テストを兼ねたアダプションドライブを行い異常がないことを確認して整備完了です。

整備完了後はフォルトも記憶されていません。


IMG_20190613_0006_01.jpg


引き渡し時に確認のためにお客様に試乗していただいたのですが、とても喜んででいただけました。

入庫時は不動のためDSGの作動状況がわからなかったのですが、お客様曰く「 中古車購入時よりも全然良い 」とのことでした。

この言葉って整備士にとってはメチャメチャ嬉しいことですよね!

今回は遠方のお客様でしたが、とても良い仕事をさせていただきました。


DSGは湿式、乾式問わずにトラブルがかなり頻発しているようです。

青森県内でDSGのトラブルでお困りのお客様は是非一度お問い合わせください!

弊社ではお客様のご要望にきっとお答えできると思います。



  1. 2019/07/22(月) 21:32:54|
  2. 自動車整備
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まいどさまです

プロフィール

須藤ヂャイアント商会

Author:須藤ヂャイアント商会
Bosch Car Service
メカトロクラブみちのく
青森県黒石市の自動車整備工場です。


「ひと手間を惜しまない」ことをモットーに営業しています。


国家一級整備士・自動車整備技術コンサルタント在籍。
診断技術に自信ありです!
国産車から輸入車まで、幅広く対応しています。
輸入車は多数の整備実績があります。


リンクにある弊社ホームページも是非ご覧ください。


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