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青森県黒石市 「ひと手間を惜しまない」自動車整備工場

整備工場の日常や自動車整備のあれこれを綴っています…

今年もありがとうございました

今年も残すところあと数時間となりました。 雪の無い大晦日は何年ぶりでしょうか!?


今年も拙いブログを訪問してくださった皆様、また当社をご利用いただきましたお客様各位

本当に今年一年、ありがとうございました。

来年も当社のモットーである 「ひと手間を惜しまない」 ことを大事に、 「車の総合病院」 として頑張ってまいります。

来年も本年同様のご愛顧のほどをよろしくお願いいたします。


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新兵器を用意して、お客様のご利用をお待ちしております!


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  1. 2015/12/31(木) 21:02:30|
  2. 未分類
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フォレスター エンジン警告灯点灯 (故障診断の重要性2)

みなさん素敵なクリスマスを過ごしましたか?

青森で雪の無いイブは12年ぶりらしいです! ホントに今年は暖冬ですね。

12年ぶり… 年をとるわけですね(笑)


さて、タイトルにあるように スバル ・ フォレスター (SG5) のエンジン警告灯点灯!

お客様から 「時々エンジンの警告灯が点くから診て欲しい」 とのご依頼。

話を聞くと

・点灯時もエンジンの調子は悪くなく、始動性にも問題ないと思う
・警告灯が点いたらエンジンを切るが、再始動は可能
・エンジンをかけると常時点いてるわけではないが、点灯したらイグニッションOFFにしない限りは点灯しっぱなしになる
・始動後すぐ点く時もあるし、しばらく点かない時もある

とのことだった。

話を聞きながら、あれこれと推測してみる。

エンジン不調がないことから空燃比に関するものではなさそうだし、始動性も問題ないことから回転系センサも除外できそうだ。

とりあえず車をお預かりして、走行テストや始動テストをして症状を確認してみる。

お客様の言う通り、エンジン不調もなく始動性にも問題はない。

次に診断機を繋いでダイアグコード(フォルトコード)を確認する。

出てきたコードは 「P0031 : O2センサヒーター系回路(Low)(バンク1センサ1」

はいはい、よくあるO2センサのヒーター線の断線ね! …と思ったが、点いたり点かなかったりというのがちょっと引っかかる。

まずはO2センサのコネクタを外してヒーター線の抵抗を測定してみる。

予想に反して(?)抵抗は6Ω前後だった。 ということは、ヒーター線の断線ではない。

まぁ、断線しているとすれば、警告灯はエンジン始動と同時に点灯しっぱなしになるはずである。

これがさっき感じた違和感の原因だ!

配線図を見てみると


en-03892j[1]_01


メインリレーからヒーター線+側に電源電圧をかけ、ECUでアースコントロールしてヒーターを加熱するシステムだ。

普通はECUでアースを ON/OFF で制御しているはず…

まずはO2センサの1番端子で電源電圧を確認すると12VでOK。 (当然クローズループで!)

コネクタを外して2番端子の電圧を確認すると約2,5V。 

…ということはECU内部に断線検出回路か何かがあって、バイアス電圧をかけている予感。

こんな時はECU内部の回路がわからないとチョットきつい…

グチっていてもしかたないので、再度コネクタを接続してセンサ2番端子とECU2番端子にオシロをセッティング!

正常時がこちら (黒がセンサ2番端子、赤がECU2番端子)


SG5_AF(OK)_01.jpg


この状態でエンジンをかけいると、だんだん波形がおかしくなって最終的にはこうなった。


SG5_AF(NG2)_01.jpg


ECUでアースコントロールできていない! …と同時にエンジン警告灯が点灯した! どうやらECUの不良くさい。

エンジンを停止して再始動してみる。

エンジン警告灯はイニシャルチェック終了後消灯し、オシロの波形も正常波形を表示する。

しばらくしたら波形に乱れが現れ、異常波形になったと同時にエンジン警告灯が点灯した。

波形の乱れや警告灯の点灯に時間やその他の条件はなさそうだ。

私が出した診断結果は 「エンジンECUの不良」

新品が11万円超だったのでお客様に説明のうえで中古品で交換し、正常であることを確認してお客様に車を引き渡した。


もしも出力されたダイアグコードだけを鵜呑みにして、診断ミスで約2万円のO2センサを交換したらどうなっていただろう?

直らなくてお客様に迷惑をかけるばかりか、間違ったパーツ代や作業料金は当然自社の負担となる。

前回の記事同様、故障診断の重要性が身に染みた。


当社では診断料はいただきますが、不良個所の特定とその原因までキチンと診断いたします。

キチンとした診断をすることで間違った修理をしたり、不具合発生の原因を残したせいでの症状再発を防ぐ事ができるから。 

そして、そのことが結果としてお客様のためになると信じているから。

当社は 「車の総合病院」 として 「診断」 にトコトンこだわります!


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  1. 2015/12/24(木) 23:03:00|
  2. 自動車整備
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マークⅡ AT不良修理 (故障診断の重要性!)

今年はハイパーエルニーニョの影響か、12月だというのに全く雪がありません。

雪で仕事をされてる皆さんには申し訳ないのですが、とても過ごしやすい日々です。


お客様のお気に入りで、大事に乗られてる JZX81・マークⅡ。

時々ATの警告灯(O/D OFFランプ)が点灯するの診て欲しいとのご依頼。

早速ATユニット(エンジンECU)にアクセスすると、 「S1ソレノイド系統」 の不具合が残っていました。

走行テストをすると、1速と2速に入らず、3速発進から3速4速のみでシフトアップ/ダウンをしている。

エンジンが1JZ-GTEとツインターボで力があるので極端な力不足は感じないが、発進時はやはりもたついてしまう。

走行テストの結果からもS1ソレノイド系統に不具合があるのは間違いなさそうだ。

ATユニット(エンジンECU)からの制御信号を確認するために、配線に少し手を加えて制御信号を確認することにした。


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青がS1、赤がS2で、LEDの点灯/消灯の状態でECUからの制御信号が確認できる。

この制御信号がキチンと出ていればECUは問題なしとなり、配線またはソレノイド本体の不具合となる。

再度走行テストをしてみると…


CIMG1394.jpg


S1、S2ともにOFFするはずの4速で青がうっすらと点灯している。

オシロで電圧を測定するとOFF時にも約4Vの電圧が! 


JZX81_S1(NG)_01.jpg


4VだとS1ソレノイドはONしないだろうが、制御信号としてはあきらかにおかしい!!

そして、S1ソレノイドの抵抗を測定すると 「OL」 を表示しており、S1ソレノイドは断線している。

私が出した診断結果は 「エンジンECU 不良」 、 「S1ソレノイド 断線」 である。

オイルパンを外しての作業となるので、これまでの経緯と診断結果、見積もりをお客様に連絡して、作業の打ち合わせを行った。

まだまだ乗りたいとのお客様のご要望から、ソレノイドを3つ全て交換することに。


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作業完了後は出足もよくなり、ターボ独特の加速感で自画自賛の出来栄えとなった。

もちろんECUからの制御信号も下のように正常波形になりました。


JZX81_S1(OK)_01.jpg


今回は診断機の 「S1ソレノイド」 を鵜呑みにして交換しても、ECU不良により再発する可能性が大きかったと思う。

今回は改めて診断の重要性を感じた事例であった。


最近、当社にも 「ATミッション本体がダメだと言われた」 と言うお客様がたまに来店される。

もちろん、本体不良なものもある。 でも、本体以外の別なところの不具合も多い。

よく聞く言葉だが、私達整備工場は 「車のお医者さん」 である。

お医者さんらしく、いきなり手術(交換)をするのではなく、キチンと診察(診断)をしなければいけないと思う。

もちろん、聴診器や体温計、レントゲン、CTなどにあたる診察(診断)機器も必要だし、使いこなす技術も必要だと思う。

誤診を無くして、 「車のお医者さん」 としてのスキルをもっと上げていきたいと思う。


  1. 2015/12/15(火) 23:42:11|
  2. 自動車整備
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まいどさまです

プロフィール

須藤ヂャイアント商会

Author:須藤ヂャイアント商会
Bosch Car Service
メカトロクラブみちのく
青森県黒石市の自動車整備工場です。


「ひと手間を惜しまない」ことをモットーに営業しています。


国家一級整備士・自動車整備技術コンサルタント在籍。
診断技術に自信ありです!


リンクにある弊社ホームページも是非ご覧ください。


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