暑いです! ここ青森でも連日の夏日です!
5月にこの暑さ、やはり温暖化なのか!?
今年のブログ更新の目標として、「 スポンサーサイトを表示させない 」だったのですが・・・ とうとう出ちゃいました(笑)
気を取り直して、これからまた頑張ります!
ダイハツ・ネイキッド (L760S) 左リヤのウインドウが下がったまま上がらないとのことで入庫です。
この車に限らず、このあたりの年式のダイハツ車は運転席にあるメインスイッチが壊れるものが多いです。
電話で話をしていた時に、まず疑ったのがメインスイッチの不良でした(笑)
とりあえず入庫していただき、診断にかかります。
よく壊れるメインスイッチを動かしてみると、物理的な破損は無さそうです。
症状を確認してみると、メインスイッチ、左リヤドアスイッチの両方でUP/DOWNともに「 うん 」とも「 すん 」ともしません。
では、分解してみましょう・・・ と、やみくもにバラすのもなんなので、回路図を見てみます。

次に正常時はどんな電気の流れになるのかを考えてみます。

メインスイッチ操作時 (UP) の+側は赤色、左リヤスイッチ操作時の+側は橙色で、-側 (アース) は青色になります。
DOWNだと赤色と青色が逆になります。
正常時の電気の流れがわかったので、この回路図と確認した以下の症状から不具合箇所を絞っていきます。
・左リヤウインドウはUP、DOWNともに作動しない
・左リヤウインドウはメインスイッチ、左リヤドアスイッチともに作動しない
・その他のウインドウはメインスイッチ、各ドアスイッチともに正常に作動する

正常部分は青色、不具合の可能性のある部分が赤色 (メインスイッチ・左リヤドアスイッチ・左リヤモーター・各配線) となります。
なんかこうして理屈っぽく書くと時間が掛かってそうですが、正味10分くらいです(笑)
ここで左リヤドアのインナーパネルをバラして電圧測定をしていきます。

測定してみると、メインスイッチ⑤端子と左リヤドアスイッチ⑤端子間の断線みたいです。
検証をとるためにメインスイッチ⑤端子と左リヤドアスイッチ⑤端子を直結してみます。

動かなかった左リヤドアウインドウが正常にUP/DOWNしました! あとは配線を引き直して作業完了です。
やみくもに分解して部品を交換するのも、それはそれで否定はしません。
でも、一見遠回りに見えてもキチンと診断して、自信を持って修理した方が「 プロ 」ってか「 職人 」っぽくないですか!?
そんなに時間も掛からないし、何よりも無駄な (間違った?) 部品交換も要りませんし!(笑)
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- 2017/05/22(月) 21:16:50|
- 自動車整備
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