朝晩の寒暖の差が激しい日が続いておりますが、みなさま体調崩してなどおりませんか?
私事ではありますが、2,3日前から右目の腫れと充血に苦しんでおります。
9月もあと少し! 気持ちよく10月を迎えたいものです。
さて、エンジン不始動のF20の続編です!
水温センサの不良によりエンジンがかからないことが判明しましたが、冷却水漏れの跡がみつかりました。
なので、加圧して冷却水漏れの検査を行っていきます。

やはりエンジン後端部からの漏れがミッションに伝わってくるようで、加圧すると激しく漏れてきます。

お客様に現状の報告を兼ね再度お話を聞いてみると、少し前から冷却水を足しながら使用されていたことがわかりました。
漏れた個所を探っていくと、水温センサが付く「 流出防止ストッパー 」からの漏れでした。

部品構成でいくと緑丸の「 1 」がアッセンブルになります。 よく漏れるのに、「 流出防止ストッパー 」とはこれいかに?(笑)
取り外したパーツを見てみると、水温センサのコネクタ部からの漏れくさいですね。

パーツを新品に交換して、再度加圧による冷却水の漏れ検査を行い、問題がないことを確認します。
確認後にエンジン始動を試みると、一発始動です!

ちょっと気になっていたエンジンオイル温度とクーラント出口温度も問題のない値になりました。
弊社では「 診断料 」、「 検査料 」は頂戴いたしますが、その結果を元にお客様に整備提案をさせていただきます。
また、「 診断 」、「 検査 」の結果はお客様へレポートとして提出いたします。
車の事で何かお困りのことがありましたら、是非お問い合わせください!
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- 2018/09/28(金) 21:41:44|
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すっかり秋の天気ですね! 朝晩は涼しいというよりも寒くなってきました。
早生リンゴの収穫や稲刈りも始まりました。 食べ物がおいしい時期です!
これ以上太らないように気をつけなくっちゃ(笑)
BMW・116i (F20) がエンジン不始動でレッカーされての入庫です。
困ったことに最近のBMWの電子シフトは、エンジンがかからないとギヤが「 ニュートラル 」になりません。
もちろん、バッテリー上がりでもシフトが抜けないという整備士泣かせの車です。 ですから積載車での搬送には向きません(笑)
手動での解除方法もあるのですが、それはまた次の機会にでも!
まずは症状の確認です。
バッテリーはOKでスターターも勢い良く回りますが、初爆すらありません。
フォルトコードを確認すると水温系統のエラーが入っています。

また、マフラーに大量の煤が付着しているし、プラグも黒くくすぶっていて、燃焼室内には残留ガソリンが見えます。
基本診断を行っていってもどうやら燃料が濃くてのかぶりが原因みたいです。
次に燃料が濃くなる原因を調べていきます。
エンジンのデータを診ると、原因がみつかりました! 温度計での実測値が28℃に対しデータ値はなんと-48℃です。

これだと冷間時増量で燃料過多でかぶってしまいます。
試しに水温センサのコネクタを抜いてみると、水温のデータ値は13.5℃になりました。

これでエンジンが始動しそうです!
ただ、最近の直噴エンジンは、一度かぶってしまうとなかなか復帰しないと個人的に思っています。
なので、プラグを乾かしキレイに清掃し、燃焼室内の残留ガソリンも念入りに飛ばします。
クランキングしてエンジンを始動すると・・・ 見事に始動できました。
これでエンジン不始動の原因が水温センサの特性ズレによるものだと確定しました。
ただ、問題なのが水温センサの取り付け場所です。

シリンダーヘッドの後にある赤丸の 「5」 がそうなのですが、上からも下からも見えません・・・
そして、スターターやミッションの上の方から伝わってきたと思われるクーラントの跡が!

・・・続く!
- 2018/09/25(火) 22:21:43|
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