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青森県黒石市 「ひと手間を惜しまない」自動車整備工場のブログ

整備工場の日常や自動車整備のあれこれをブログに綴っています…

フォレスター 加速時に息つきする

青森ではリンゴの花も咲き、田植えもそこかしこで始まってこれから初夏を迎えようとしています。

最近は「 アフターコロナ 」の話題もチラホラ出てくるようになってきましたね。

今自分にできることをしながら、みんなでこの「 コロナ禍 」を乗り越えていきましょう!


スバル・フォレスター (SG5) が加速時に息つきするとのことで入庫です。

まずは走行テストを行うと、確かにアクセルを踏むと息つきしてワンテンポ遅れてから加速します。

症状が確認できたので基本診断を行っていきますが、これといった不具合データが見受けられませんでした。

アイドリング、2000rpmと一定回転数ではエンジン不調も感じられません。

診断機のライブデータではこれ以上の診断は難しいので、オシロスコープで制御データを詳しく検査していきます。

最も可能性の高いエアマス (エアフロメーター) を検査します。


before-2.jpg


慣れないとちょっと見難いかもしれないので、ハンディタイプのオシロスコープだとこんな感じです。


before-1.jpg


一気にアクセルを全開にしているのにも関わらず、信号電圧の上昇がかなりなだらかです。

どうやらエアマスに問題がありそうなので外して点検します。


before.jpg


吸入空気量をするセンサがかなり汚れていますね。 信号波形が ↑ のようになるのも納得です。

交換しなければダメなのか、清掃で復帰可能なのかを判断するために清掃してみます。


after_202005241118401c3.jpg


ライトの反射で光るくらいきれいになったので、再度オシロスコープで信号波形を測定して変化を確認します。


after-2.jpg


ハンディオシロだとこんな感じです。


after-1.jpg


信号電圧の上昇に角度がついてきました。

欲を言えばこの正常波形のように、もう少し谷が出て信号電圧の上昇にももう少し角度がつくのが望ましいのですが・・・

note-OK.jpg


とりあえず再度走行テストです。 走行テストの結果は症状が改善され問題がありませんでした。

お客様に診断・検査結果を説明をして、新品に交換するか清掃で終わるかどうかを相談します。

お客様が今回は清掃で様子をみるとのことで作業完了です!

そして納車後にお客様から嬉しいメールを頂戴いしました。


須藤ヂャイアント商会_01


こんなメールを頂戴できることは「 整備士 」として本当に嬉しいことです!


弊社では診断・検査料を頂戴いたしますが、原因をつきとめて整備内容のご相談をしっかりとさせていただきます。

お客様のニーズにはできる限りお応えするべく精進してまいります!

お気軽にお問い合わせください。



【 追記 】
当日ブログにもリンクさせていただいている → 「 わにまろブログ 」にも似たような記事があります。

私は勝手に「 わにまろコラボ 」と言ってますが、整備業界にオシロスコープがもっと広まったらいいなと思います!



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  1. 2020/05/24(日) 13:05:55|
  2. 自動車整備
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相関コンプレッション

今年のゴールデンウイークはコロナ禍よる自粛で「 Stay Home 」及び「 Stay Garage 」です!

普段なかなかできなかった伝票やデータの整理、マイカーのオイル交換などをしていたら休みもあっという間に残り1日です。

自分はまったりと過ごしていますが、最前線で休みなしで働いている方々には感謝しております。

1日も早くコロナ禍が終息することを心より願っております。


今回は整備事例ではなく、私の周りのごく一部でブームになっている相関コンプレッションについてです。(笑)

当ブログにもリンクしてある → 「 わにまろブログ 」にも詳しい解説があります。

整備業界にいらっしゃる方でも「 相関コンプレッション 」って言葉を聞いたことがないかもしれません。

一言でいうと「 圧縮 」なのですが、一般的なコンプレッションゲージでの測定ではなくオシロスコープによる測定です。

300rpm前後と低いクランキング回転数での圧縮による電気負荷の変化 (電流値の変動) から圧縮の良否を診断します。


11.jpg


圧縮に問題がなければ、オシロスコープでこんな感じの均一な波形が取れます!

元々「 圧縮 」は故障診断時にはエンジンの3要素の中でも1番最初に診るべきところとされています。

なぜなら圧縮に問題があると、点火や混合気の状態の正確な診断ができないからです。

ちなみにエンジンの3要素とは「 良い圧縮 」、「 良い点火 」、「 良い混合気 」のことです。

通常コンプレッションゲージでの圧縮測定はプラグを外して行いますが、プラグを外すのがかなり大変な車が増えてきました。

そこで「 相関コンプレッション 」の出番です!

測定方法はオシロスコープの電流レンジで、クランキング時のマイナスケーブルの電流値を測定するだけです。

また、ボッシュのFSAというアナライザーにはコンプレッションテストという項目があります。


FSA.jpg


これも同じようにバッテリーのマイナスケーブルをクランプして電流値を測定します。

測定結果は↓のように、圧縮が点火順序順にバーグラフで表示されます。


12.jpg


この数値が適当な値で尚且つ大きな偏差がなければ、圧縮はOKと判断して良いかと思います。

今回のは4気筒ですが、もちろん3気筒でも6気筒でも測定可能です。

こちらが実際の測定の様子です。





このように「 相関コンプレッション 」での測定だと、比較的簡単に圧縮測定を行うことが可能です。

また、コンプレッションゲージでの圧縮測定に比べて全気筒を同一条件で測定できるメリットもあります!


エンジン不調時の診断だけではなく、愛車のコンディションを知るための点検としも相関コンプレッションは良いと思います。

相関コンプレッションの測定でしたら、弊社にお問い合わせください!



  1. 2020/05/06(水) 00:17:48|
  2. 自動車整備
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まいどさまです

プロフィール

須藤ヂャイアント商会

Author:須藤ヂャイアント商会
Bosch Car Service
メカトロクラブみちのく
青森県黒石市の自動車整備工場です。


「ひと手間を惜しまない」ことをモットーに営業しています。


国家一級整備士・自動車整備技術コンサルタント在籍。
診断技術に自信ありです!
国産車から輸入車まで、幅広く対応しています。
輸入車は多数の整備実績があります。


リンクにある弊社ホームページも是非ご覧ください。


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