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青森県黒石市 「ひと手間を惜しまない」自動車整備工場

整備工場の日常や自動車整備のあれこれを綴っています…

トゥアレグ 天井張替え

10連休という大型連休、みなさまいかがお過ごしでしょうか?

元号が平成から令和へと変わり、上皇陛下と天皇陛下のお言葉に、日本人であることを再確認いたしました!

平成という一つの時代が終わり、これから始まる令和の時代・・・

世の中が争いの無い平和な時代となることを切にお祈りいたします。


フォルクスワーゲン・トゥアレグ (7LA) 天井張替え作業で入庫です。

個人的な意見ですが、トゥアレグに限らずVAG系は天井の剥がれてくるものが多いような気がします。

あっ、BMW系もMINIなんかは天井が落ちてきます。

天井の生地にくっついているスポンジが老けてボロボロになるのが原因です。

高温多湿な日本の気候のせいなのでしょうか?


DSC_0002_105.jpg


純正部品では天井の生地だけでの設定は無いので、ルーフライニングASSYでの交換が必要となります。

このトゥアレグなら約40万円くらいでしょうか?

まずはルーフライニングASSYを取り外します。


DSC_0004_75.jpg


簡単そうに思えますが、意外と大変です(笑)


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なぜなら、このようにルーフに配線などが通っているので注意が必要なんです!

あとは古い天井を剥がして、新しい天井に張替えたら完成です。


DSC_0007_41.jpg


張替え後の天井です。 綺麗にできました!


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あとは元通りに取り付けて完成です。


軽度の剥がれであればDIYでも可能だと思いますが、天井の生地が意外と薄いので接着剤の浸み込みには注意が必要です。

また、部分的な補修だと生地のニカミもおきやすいです。

仕上がりを考えると、張替え費用は新品交換の1/4以下で済むのでプロによる張替えをお勧めいたします。

放っておくと天井が落ちてきて危険ですので、気になる方はお問い合わせください!



  1. 2019/05/02(木) 23:19:58|
  2. 自動車整備
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フィット エンジン警告灯他点灯

4月になって春になったかと思たら、雪が降りました。

今年は3月末から4月にかけて積もるくらいの雪が降るというおかしな気候です。

でも、着実に春は近づいてきていて、もう少しで青森も桜の季節です!


ホンダ・フィット (GK4) エンジン警告灯他が点灯しているとのことで入庫です。

現車を確認すると、エンジン警告灯とABS/VSA警告灯、電動パワステ警告灯が点灯しています。

メーター内に3つも警告灯が点いたらドライバーはビックリしてしまいますよね!

さっそくシステムチェックをしてみると、複数のユニットでフォルトコードが記憶されていました。


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2019-03-25_14-27-54_002.jpg


最近の車はユニット同士がCANバスで繋がっています。

なので、ひとつのユニットがエラーを拾うと他のユニットもエラーになることが多々あります。

今回もエンジンユニット (PGM FI) が拾ったエラーが、ABS/VSAと電動パワステ (EPS) に影響していました。

さっそく大元の原因である「 PGM FI 」から点検していきます。

「 PGM FI 」のフォルトコードは「 No.4シリンダ失火 」です。

ちなみに、テンポラリーDTCはペンディングコード (暫定コード) のことで、パーマネントDTCは確定コードのことです。

問題のあるNo.4シリンダのコイルをNo.2に、プラグをNo.3に付け替えます。

これで失火シリンダがNo.2に移ったらコイル、No.3に移ったらプラグの不良となります。

また、No.4から移らなかったらNo.4シリンダのインジェクターやエンジンメカニカルなどの不良となります。

今回はこのようにNo.3シリンダに失火が移ったのでプラグの不良です!


IMG_20190404_0001_01.jpg


プラグを交換して一件落着なのですが・・・ このプラグは100,000km交換不要のイリジウムプラグなんです!


DSC_0007_99.jpg


このようにサービスデータにも記載があります。

そして、この車の年式は27年式で、走行距離数は約37,00kmです。

100,000km交換不要なら、新車保証も5年または100,000kmの特別保証でもよいのではないかと思います。

でも、3年または60,000kmの一般保証なんですよね・・・ なんか納得いかないですね!

エンジンオイルなんかも交換時期がサービスデータ上は20,000kmとか25,000kmとかですが、そんなにもちません。

同様に、これからはプラグも距離的には点検・交換が不要となっていても、テスターなどで定期的なチェックが必要ですね。


DSC_0026_3.jpg


最近の車はコントロールユニットのネットワーク化やシステムの電子制御化がかなり進んでいます。

我々整備する側も車の進化に遅れないようにしなければいけないですね!



  1. 2019/04/04(木) 23:31:31|
  2. 自動車整備
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マーチ エンジン警告灯点灯

青森も3月になり、すっかり春の陽気です!

これから桜の季節になり、穏やかで過ごしやすい日々がもうそこまで来ています。

私事ですがうちの長男も無事に進級が決まり、スーツを買ってやりながらデカくなったなぁと感慨に耽りました(笑)


ニッサン・マーチ (BNK12) エンジン警告灯が点灯するとことで入庫です。

このマーチのエンジンはCR14DEで、初期の頃はエンジンオイルの規定量が3Lになっていました。

その後、エンジンオイルの規定量が知らないうちにサービスデータでも3.5Lになっていた車です(笑)

こちらが初期のオイルレベルゲージ


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こちらが対策後のオイルレベルゲージ


101


同じエンジンなのにオイルレベルゲージの長さ (オイル量 ) がこんなに違います!


102


ちなみに、対策部品はオイルレベルゲージではなく、ゲージガイドチューブです(笑)

初期の頃のレベルゲージが付いている車は、エンジンオイルの量にお気をつけ下さい!

なんでこんな話をするかと言うと、今回のトラブルの原因はエンジンオイルにあるからだと推測されるからです。

この車も約7年前に弊社で中古車販売時に対策品のレベルゲージに交換済みの車でした。

ただし、新車時から約10年は他社にてメンテナンスされていたので、その頃のメンテナンス状況は不明です。

今回、警告灯点灯の原因となったフォルトコードは「 P0340 PHASE信号系統異常 」と「 P1110 VTC駆動系統 」でした。

可変バルブタイミングシステム (インテークカムシャフトのバルブタイミングを変える) のトラブルです。

エンジンコントロールユニッットの目標値と実測値の間に一定以上のズレがあるとこのコードがメモリーされます。

基本にそって診断・検査を行っていくと、VTCコントロールバルブが固着していました。


CIMG2516.jpg


このバルブでインテークカムのVTCアクチュエーターの油圧を変化させ進角・遅角をコントロールしています。

なので、固着するとVTCアクチュエーターを制御できなくなります。 ここを正常にしないと先には進めないので交換します。

また、このエンジンの故障事例として多いのは、タイミングチェーンの伸びです。

このタイミングチェーンの伸びがエンジンオイルの量やエンジンオイルのメンテナンス状況によって影響を受けます。

なるべく診断・検査は手間を掛けずに正確に行いたいので、オシロスコープの出番です。


be1.jpg


上のCH1 (黒) が「 PHASE (カム) 信号 」で、下のCH2 (赤) が「 POS (クランク) 信号 」です。

POS信号のリファレンスの立下りよりも、PHASE信号の立上がりが遅れています。 残念ながらタイミングチェーンの伸びです。

実際にタイミングチェーンを外して、新品との長さを比較してみます。


CIMG2581.jpg


みごとに?伸びています!

タイミングチェーン類を交換して、再度オシロスコープにて信号波形を確認します。


af1.jpg


今度はPOS信号のリファレンスの立下りよりも、PHASE信号の立上がりが進んでいます。

タイミングチェーンの交換前後の信号の様子を比較するとこうなります。 (上が交換後で、下が交換前)


00.jpg


時間にして約2.5ms交換前が遅れているのがわかります。 この遅れ分がタイミングチェーンの伸びた分になります。

もともとエンジン警告灯が点灯する以外は特に不調もなかったので、予想外の大修理になってしまいました。

ただし、このまま乗り続けていたらエンジンストールや不始動、エンジンの異音なんかの症状がでたと思いますが・・・


最近の車は制御系に多くのシステムが組み込まれています。

また、制御も緻密になり、不調などの症状はなくても閾値を超えただけで警告灯を点灯させます。

これからの自動車整備はオシロスコープなどの測定機器が不可欠だと思います。



  1. 2019/03/04(月) 15:45:33|
  2. 自動車整備
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BMWミニ クラブマン エンジンオイル漏れ

ここ青森もめっきり春らしくなり、夜でもプラスの気温です。

あれだけあった雪も溶けてきて、春がそこまで来ています。


BMWミニ・クラブマン (R55) がエンジンオイル漏れで入庫です。

定番中の定番、ヘッドカバーガスケットからのエンジンオイルの漏れがあります。


CIMG2296.jpg


また、シリンダーブロックを伝って下までかなりのオイルが漏れいるので、カバーガスケット以外からも漏れていそうです。

可能性としては、厄介なアイツかな・・・?


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予想通りオイルエレメントハウジングのガスケットからも漏れていました。(笑)


CIMG2369.jpg


ただ、このハウジングガスケットの交換が大変なんです・・・


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画像のようにキャタラーザー (触媒) を外さないとアクセスできません。 キャタライザーを外してハウジングを外します。


CIMG2374_201902231112242ff.jpg


お約束のように、ガスケットはプラスチックのようになっていて、パキパキと割れてしまいます。

オイルクーラーガスケットも交換して、交換したガスケット3連発です(笑)


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CIMG2377.jpg


画像からもガスケットの硬化した様子がわかっていただけるかと思います。

輸入車はゴム、プラスチック製品の品質が日本製に比べてあまり良くないのかなと思います。

もちろん、高温多湿な日本が独特なのかもしれませんが・・・


輸入車は部品代が安くても交換に手間がかかり高額な整備になることも多々あります。

まぁ、基本的に部品代も高いんですが(笑)

だからこそ、キチンとした診断や検査が必要不可欠なんだと思います。

青森県で輸入車にお乗りで整備の事でお困りのお客様は是非お問い合わせください!

もちろん、県外のお客様も大歓迎です。



  1. 2019/02/23(土) 12:32:09|
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トランスポンダ (電子キー) の話!

立春を超え、旧正月へと!

青森も春めいた陽気だったり雪が降らなかったりと、少しずつですが確実に春の訪れが近づいています。

厳しい冬から暖かい春へと、待ち遠しい気持ちを抑えられません(笑)


今回はお付き合いのある某業者さんのリクエストで、最近増えてきているトランスポンダ (電子キー) のお話です!

トランスポンダ (Transponder) はTRANSmitter (送信機) とresPONDER (応答機) からの合成語で・・・

と、 Wikipediaにあります。

スマートキーとかインテリジェントキーとかアクセスキーとかアドバンスキーとかのことで、メーカーによって呼称は様々です。


暗電流(キーなし)


上のグラフはとある車の暗電流を24時間検査したものです。

暗電流値は変動しますが、1番大きかったところで約60mAありました。


暗電流(キーあり)


今度はトランスポンダ (電子キー) を市売内に置いたままで暗電流を測定してみました。

暗電流が約90mAと、コンスタントに先程の1.5倍流れています。 電圧も40分程で0.1V低下しました。

近年の車は多数のコントロールユニットが装着されていて、ユニットにはたくさんのコンピューターが内蔵されています。

一般的には高年式、ハイグレードになるほどコンピューターの数は増えていきます。

このコンピューターのバックアップなどに使用される電力が「 暗電流 」といわれているものです。

キースイッチをOFFにしてもナビやテレビ、時計やオーディオの設定って消えないですよね?

同様にエンジンやミッション、ボディ電装品などの設定も記憶しています。

キースイッチがOFFになっていても回路に電気を流して、コンピューターのデータを消えないようにしているんです。

また、起動時には素早く対応できるようスリープ状態にするためにも、電気を流しておかなければダメです。

キースイッチをONにしてからエンジンがかかるまで、パソコンが立ち上がるくらいの時間が必要な車ってイヤですよね(笑)

一般的な暗電流の基準値としては、30mA以下といわれていますが、先程述べたように車によって若干異なります。

ユニット (コンピュータ) の数が多ければ50mAとかのもあります。 (コンスタントではなく時間で変動する)

暗電流が100mAとかになると、バッテリー上がりの原因となります。

田舎にはありがちですが、もしも車庫に車を入れてトランスポンダを車内に置いたままにしていたら・・・

トランスポンダはその性質上、車内にあると車のユニットと通信を行います。

そのため状況によってはスリープ状態にならなかったり、なっても時間がかかったりで暗電流が多くなります。

結果、バッテリー上がりの可能性がでてきますし、上がらないまでも確実にバッテリーの劣化の原因にはなります。

ねっ、車を長時間駐車するときにはトランスポンダを車外に出さなければいけない理由がわかりましたね(笑)

最近は新しい盗難の方法として「 リレーアタック 」と呼ばれるものも登場してきました。

これもトランスポンダ独自のものですが、そのお話はそのうちまた・・・



  1. 2019/02/06(水) 13:18:53|
  2. 自動車整備
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まいどさまです

プロフィール

須藤ヂャイアント商会

Author:須藤ヂャイアント商会
Bosch Car Service
メカトロクラブみちのく
青森県黒石市の自動車整備工場です。


「ひと手間を惜しまない」ことをモットーに営業しています。


国家一級整備士・自動車整備技術コンサルタント在籍。
診断技術に自信ありです!
国産車から輸入車まで、幅広く対応しています。


リンクにある弊社ホームページも是非ご覧ください。


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